令和初開催「都をどり」南座公演

京都祇園の春の風物詩「都をどり」が4月1日(金)より3年ぶりに開催されました。
本年の会場は、平成28年(2016)より耐震対策工事のため休館中の本拠地・祇園甲
部歌舞練場ではなく、平成最後の公演会場となった「南座」での公演となりました。

都をどりは明治5年(1873)創始、京都五花街の公演の中では先斗町の「鴨川をどり」と共に最も歴史が古く、休演したのは昭和19年(1944)~昭和24年(1949)の戦中戦後の6年間と、令和2年(2020)~令和3年(2021)のコロナ禍による2年間だけで、本年の公演は4月1日(金)より24日(日)の各日3回です。

弊社グループ会社【翠尚苑三木織物】製造・夏帯「絽」製のだらりの帯を締め、華麗に舞う舞妓さんが登場する夏の情景を表す第3景「夏座敷蛍夕(なつざしきほたるのゆうべ)」
流水や蛍が描かれた友禅の着物に西陣織のだらりの帯…、先般、ようやく「都をどりは、よ~いやさ~」の掛け声が聴け、鑑賞する事が出来ました。

なお、本年はお茶席がなかったのですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策の徹底をして行われておられます。
私も、マスク着用の上、客席・ロビーでの食事・会話は控えて、3年ぶりの鑑賞を楽しみました。

また、会場前では鑑賞後、海外からのお客様への感想もお聞きする事が出来ました。
通訳をしてくださった天野様、ご協力誠にありがとうございました。

コロナ禍を乗り越え厳しいお稽古を重ねた舞妓さんや芸妓さんが3年ぶりに舞う令和の御代最初の舞台…、日本全国の皆々様にも是非ご鑑賞頂きたくお願い申し上げます。

最後までお読み頂きました皆様方、貴重なお時間を頂戴し誠に有難うございました。